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内装デザインでアジア最優秀賞
フィリピンの三越BGC、日本風演出が評価

三友新聞 2024年2月1日号 より]

三越伊勢丹ホールディングス(細谷敏幸社長)は、昨年7月にフィリピン・マニラで開業した商業施設「三越BGC」で「第18回プロパティグル・アジア・プロパティ・アワード」における商業内装デザイン部門のアジア最優秀賞と、商業開発部門のフィリピン最優秀賞を同時受賞した。

プロパティグル・アジア・プロパティ・アワードは、アジア全土の住宅および商業用不動産の優れたプロジェクトを表彰する、地域最大かつ最も権威のある賞の一つ。

三越BGCは、三越伊勢丹HDが野村不動産、フィリピン不動産大手のフェデラル・ランドと共同で開発し、マニラの高級住宅街であるボニファシオ・グローバルシティ(BGC)に昨年開業した。地上3階までの商業施設として三越BGCが入居し、その上階には最高54階に及ぶタワーマンション「HARU(春)」「NATSU(夏)」「AKI(秋)」「FUYU(冬)」の4棟(総戸数約1400戸)が建設される。全体竣工は2027年の予定。

日本風の演出を施した三越BGCの内装

住宅の名称にも表されているとおり「日本らしさ」を前面に打ち出しており、三越BGCの内装では「参道」や「辻」「通り庭」といった日本の伝統的な都市空間の考え方をデザインに取り込んだ。街歩きを楽しむような構成や日本とフィリピンの絆を象徴する各種仕掛け、調和のとれた意匠が評価され、受賞につながった。

三越BGCの外観、上階には高層マンションが建つ

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