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三井不動産が日本橋で宇宙ビジネス展示会
三井物産エアロスペース、三井住友海上が出展

三友新聞 2023年12月7日号 より]

アジア最大級の宇宙ビジネス展示会が東京・日本橋で11月27日から5日間行われた。三井不動産(植田俊社長)は宇宙関連企業の誘致を進めており、今回で3回目となる。今年4月にJAXAとともに立ち上げた一般社団法人・クロスユーが主催し、昨年を2倍近く上回る54の企業・団体が出展した。

開会にあたりクロスユーの中須賀真一理事長(東京大学大学院工学系研究科教授)は、「日本橋は年間約300件の宇宙イベントが開催されている宇宙事業者の中心地。宇宙産業は人工衛星やロケットだけでなく、通信・放送・観測など幅広いビジネス。今後は非宇宙系企業を巻き込んでいく機会を増やしたい」と話した。

三井不動産は2018年からJAXAと協力して、宇宙関連企業の日本橋への誘致を推進。わずか5年で30超の宇宙事業者が集積し、今年4月のクロスユー設立から半年で会員企業は200社を超えた。三井不動産の植田社長はクロスユー副理事長を務める。

展示会や関連行事は日本橋三井ホールや室町三井ホール、日本橋三井タワーなど日本橋周辺の三井ビルで行われ、三井系からは三井住友海上(舩曵真一郎社長)と三井物産エアロスペース(大杉定之社長)が出展。三井住友海上はロケット打ち上げや宇宙旅行のリスクに備える「宇宙保険」を、三井物産エアロスペースは商業衛星搭載サービスなどをPRした。

このほか、オープニングイベントには実業家で自らの宇宙旅行体験を映画化した前澤友作さんや元宇宙飛行士の山崎直子さんなどが登壇し、宇宙の魅力や経験を語った。

オープニングセレモニーの模様(右端は三井不動産・植田社長)

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