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樹脂改質材「タフマー」の生産能力増強
三井化学がシンガポールに新プラント

三友新聞 2023年8月10日号 より]

三井化学(橋本修社長)は、シンガポールに高機能エラストマー「タフマー」の新プラントを建設する。100%子会社のMitsui Elastomers Singapore Pte Ltd(新田敏雄社長、MELS)で行うもので、7月28日に起工式を執り行った。

タフマーは樹脂の性質を飛躍的に向上させる樹脂改質材、軟質成形材料。柔軟で軽量な特徴を持ち、太陽電池関連部材、包装資材、エンジニアリングプラスチック改質材、スポーツシューズ、自動車用部品など幅広い分野で使用されており、今後も世界的な需要が増加することが見込まれている。

新プラントはシンガポール・ジュロン島内に設ける。生産能力は1.2万トン/年。既存設備に加え、約1.5倍程度に生産能力を高める。2024年度中の完工予定。

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