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日本橋に一般社団法人クロスユー設立
三井不動産が宇宙産業の活性化促進

三友新聞 2023年2月23日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)は、宇宙関連産業の活性化を目的に産学官の連携を促進するため、日本橋に「一般社団法人クロスユー」を設立した。

2月13日の記者会見で菰田社長は「宇宙産業を発展させるとともに、日本全体の産業競争力の強化と社会課題の解決に貢献していきたい」とクロスユーの活動に期待を込めた。クロスユーの専務理事に就く三井不動産次期社長内定の植田俊取締役専務執行役員は、「無限の可能性がある宇宙産業を当社として支援することで、五街道の起点である日本橋から宇宙へつながる6本目の街道を作る」と力強く語った。

クロスユー発表会見に登壇した(左から)三井不動産・植田、菰田社長

三井不動産は日本橋の宇宙産業拠点化を進めており、2020年にはJAXAと「X-NIHONBASHI」プロジェクトを開始。日本橋三井タワー7階にカンファレンスルームやオフィス、スタジオからなる「X-NIHONBASHI TOWER」を設置し宇宙スタ-トアップの活動を支援しているほか、今年4月開設の新施設「X-NIHONBASHI BASE」を日本橋アイティビル3・4階に構え、コワーキングスペースやバーラウンジを設ける。

クロスユーでは特別会員を募集しており、会員向けに「TOWER」と「BASE」の両拠点でビジネス共創の「場」を提供する。また、宇宙産業に関連するイベントなどの「機会」の創出に取り組む。

X-NIHONBASHI TOWERのメインロビー

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