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高校生に「ファッション」テーマの環境授業
三井住友信託銀行・静岡支店が提供

三友新聞 2023年2月2日号 より]

三井住友信託銀行静岡支店は1月25日と30日、常葉大学附属橘高校(静岡県静岡市)に「サステナブル・ファッション」をテーマとした特別授業「持続可能なファッション業界から、エシカル消費を考えよう」を提供した。

2012年から実施している「ESD(持続可能な開発のための教育)プロジェクト」の一環として、今回は橘高校英数科の1年生を対象に、40人×2クラスの計80人へ向けて授業を開催。三井住友信託銀行静岡支店は昨年4月から学校側と協議を重ね、授業内容の調整や必要なインタビュー映像の作成を担ってきた。

橘高校で行われた授業の様子

1月25日の授業では衣服の生産・廃棄に関する問題を取り上げた。「なぜ海外で作られた服は安いのか」という問題提起から始め、生産に関連する低賃金労働や水の大量消費による環境への負荷、そうまでして作った服が大量に廃棄されてきた状況を示した。一方で、消費者自身が正しいと思う製品を選んで購入する「エシカル消費」の普及とメーカー側における環境意識の向上にも触れた。

最後には「自分たちができる行動」に関するグループディスカッションを実施し、生徒たちは「流行りだからという理由で買うのをやめる」「学校に服の回収ボックスを置く」などの意見を発表。1時間の授業を通じ、ファッションが抱える課題と自身の行動の関係について学びを深めた。

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