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缶ビール包装の紙使用率7割削減
サッポロビール、段階的に簡素化

三友新聞 2023年1月19日号 より]

サッポロビール(野瀬裕之社長)は環境配慮型のビール容器包装を開発した。缶ビールの6缶パックを包む包装紙の使用量を減らすことでCO₂排出量の削減に貢献する。

2段階に分けて進める。第1弾は全周囲の紙を残しつつも従来に近い取り扱い性を維持して缶蓋をロック。紙使用率を約2割減らし、年間CO₂排出量を約600t削減する。第2弾の「エコハット」は紙使用率を極限まで減らし、缶上部のロック部分のみとしたスタイル。これにより、紙使用率は約7割、年間CO₂排出量は約1,450t削減できる見込み。スーパーマーケットの「ライフ」(首都圏)で第1弾は2月から、第2弾は3月からテスト販売を始める。

(左から)現行の6缶パック、第1弾の改良型、第2弾の「エコハット」

サッポログループは6缶パック以外でもビール樽やビールケース、ポッカサッポロフード&ビバレッジのスープ容器など幅広い容器包装の軽量・簡素化を進める考え。2050年までに循環型社会に対応した容器包装の100%使用を目指す。

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