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LNG燃料の次世代自動車船
商船三井「BLUEシリーズ」

三友新聞 2023年1月19日号 より]

商船三井(橋本剛社長)はLNGを燃料とする次世代自動車船シリーズを発表した。青を基調とした船体色で「BLUEシリーズ」と命名。発注済みの7,000台積みLNG燃料自動車船8隻が2024年以降に順次竣工する予定だ。

商船三井グループのブランドカラーのブルーと、企業理念の「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」から命名した。現在、日本シップヤードと新来島どっくで8隻の建造を進めている。商船三井は自動車船を「MOL ACE」のブランド名で展開。既存船の船体には「A」の文字が描かれており、「BLUEシリーズ」では新しくデザインした「A」の文字を大胆にあしらった。船首部分はターコイズブルーと環境をイメージさせるグリーンを融合させて環境配慮に対する意識を強調。船尾から船首にかけては従来通りのブルーを使用し、自動車船の伝統継承を表している。

BLUEシリーズのデザインイメージ

商船三井は自動車船のほか、ばら積み船や原油タンカー、フェリー(さんふらわあ)など20隻超の様々な船種でLNG燃料船を発注しており、2030年までにLNG燃料船を90隻整える計画。LNGは重油燃料と比べて温室効果ガス(GHG)を約25%削減できる。

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