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2030年に営業利益1,000億円へ
デンカが新経営計画「Mission2030」策定

三友新聞 2022年12月1日号 より]

デンカ(今井俊夫社長)は、新たなビジョンと2030年までを対象とする次期経営計画「Mission2030」を策定した。2023年から2030年までの8年間に戦略投資3,600億円、研究開発費1,800億円を投じ、営業利益1,000億円以上を目指す。

策定にあたり長期的な視点で同社の存在意義を明確化させるため、未来に関する指標を分析。「サステナビリティ」「進化するテクノロジー」「世界的な人口増加」「揺らぐ秩序」という未来の世界を想定し、事業機会を生むメガトレンドとして「ICT&エネルギー」「ヘルスケア」「サステナブルリビング」の3分野を定めた。

これらを踏まえ、Mission2030では事業、人材、経営の価値創造を推進し企業価値を高める。

具体的には、「ICT&エネルギー」では8年間で800億円の戦略投資、400億円の研究開発費を投じて、2030年に営業利益450億円を目標とする。同様に「ヘルスケア」では800億円の戦略投資、700億円の研究開発費で営業利益400億円、「サステナブルリビング」では300億円の投資と200億円の研究開発費で営業利益150億円を目指す。

ほかにも、環境への貢献としてCO₂排出量削減やCO₂利用技術の開発など環境投資に850億円を投じる。

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