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東京駅前再開発でバス・商業施設が先行開業
東京ミッドタウン八重洲、全面開業は3月

三友新聞 2022年9月29日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)などは9月17日、東京駅前の大規模複合施設・東京ミッドタウン八重洲を先行開業させ、商業施設の一部とバスターミナルが営業を始めた。オフィスフロアも含めた施設の全面開業は来年3月10日を予定している。

東京ミッドタウンとしては六本木、日比谷に続く3施設目。八重洲地区では東京建物などによる「一丁目東」、三井不動産が参画する「二丁目北」「二丁目中」の3街区で再開発計画が進められており、「二丁目北」にあたる東京ミッドタウン八重洲は第1弾となる。

東京駅側の正面エントランス

建物は地上45階建。オフィス、ホテル、商業施設、バスターミナルなどのほか、低層部には従前の中央区立城東小学校の新校舎もあり、2学期から授業を始めた。1学年1クラスで全校生徒は200名弱。

低層の商業施設は全57店舗。このうち、地下1階の13店舗が先行開業した。立ち食い寿司の「根室花まる」、ヘルシーブリトーの「フリホーレス」、ポークたまごおにぎりの「ポーたま」などが軒を連ねる。

地下2階のバスターミナルは東京駅周辺の混雑するバス乗り場を集約。UR都市機構が事業を担い、京王電鉄バスが運営する。3街区共通で整備され、第1期となる今回は1日約600便を運行。第2期は2025年、第3期は2028年に開業し、国内最大のバスターミナルになる。

先行開業したバスターミナル

軒を連ねる地下1階の商業施設

東京ミッドタウン八重洲

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