会員会社ニュース

空気から作る水で災害支援
三井住友海上・アクアテック

三友新聞 2022年9月1日号 より]

三井住友海上(舩曵真一郎社長)は、空気から水を生成するウォーターサーバー「エアリス」の製造・販売を手掛けるアクアテックと共同で災害支援事業を開始した。

アクアテックのエアリスは、結露の仕組みを応用して空気中から効率良く水を作り出す。取り入れる空気の清浄化と、できた水のろ過及びUV殺菌により、飲み水として使うことができる。

自然災害発生時、水道インフラは電力よりも復旧までに長い時間がかかる。例えば、東京都は首都直下地震発生時の想定として、停電が3~4日で復旧するのに対し、水道管破損の復旧には17日を要するとしている。

三井住友海上とアクアテックは、エアリスの普及を通じた地域の災害対応力強化を目指す。具体的には、自然災害発生時の避難所として店舗を開放することに賛同する三井住友海上の全国の代理店へ、エアリスの設置を進める。設置店舗には入り口に「給水スポットステッカー」を貼付し、災害時の給水スポットであることを周囲に知らせ、水不足の緩和を図る。

また、エアリス購入者のうち、メンバーシッププログラム加入者を対象として、製品の破損や汚染によって生じる部品代・工賃等の修理費用を補償する制度を開始する。

アクアテックの「エアリス」

他の記事も読む