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天井裏調査ロボット「ボーイ」を開発
新日本空調、設備の点検作業を効率化

三友新聞 2022年8月4日号 より]

新日本空調(前川伸二社長)は天井裏調査ロボットの「ボーイ」(VoOE)を開発した。これまで主に手作業で行っていた天井裏にある設備や機器の調査・点検作業を代替し、効率化を図る。

ロボットは長さ54cm、幅21cm、高さ12cm。ベルトで自走し、撮影用カメラや無線通信機などを備える。最大速度は分速6m。ベルトは前方・後方の接地角度を自由に変えることで、障害物に乗り上げた場合などの走行不能を防ぐ。また、高さを抑えることで天井内の梁下など狭い隙間も通り抜けしやすくした。

天井裏調査ロボット「ボーイ」

操作は操縦者と撮影者の2名体制で行う。操縦用カメラと撮影用カメラがそれぞれ独立しており、両作業を並行して行える。社内で実証した結果、広さ20m²の天井裏調査作業が15分で完了した。

新日本空調は今後、現場検証をさらに進める考え。撮影した動画から天井裏を図面化するなど機能を拡充し、効率化とともに現場力を向上させる。

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