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本物そっくり、「2.5D」の金魚展
日本橋三越本店で開催、8月8日まで

三友新聞 2022年8月4日号 より]

日本橋三越本店は7月27日、「深堀隆介展 金魚解禁 日本橋」を開会した。独自画法の「2.5Dペインティング」を用いた立体的な金魚絵師として知られる深堀隆介さんの作品約40点を展示販売する。初日は深堀さんの生描画も披露され、注目を集めた。会場は本館7階催物会場、入場は無料。会期は8月8日まで。

生きているかのような金魚作品

深堀さんが編み出した「2.5Dペインティング」と呼ばれる画法は容器の中へ水に見立てた透明樹脂を流し込み、固まった表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ描き、さらにその上から樹脂を重ねていく技術。この作業を繰り返すことで絵が重なり合い、立体的で生きているような絵画が生まれる。深堀さんの作品展は国内をはじめ、ニューヨークやロンドン、香港などでも高い評価を得ており、三越本店で行われるのは今回が初めて。大々的な展示販売会としても初の試みとなる。

大作の「方舟」は2,700万円

升や桶の中に描かれた金魚や木製の水槽の中を輪になって泳ぐ金魚など、夏ならではの風情を感じさせる作品を揃えた。中心価格帯は30万円台から500万円台。大作の「方舟」は2,700万円で、初日に売約済み。一部は抽選で販売する。

開会初日には深堀さんによる金魚画の「ライブペインティング」が行われ、大勢の注目を集めた。

ライブペインティングで巨大な金魚を描き上げた深堀さん

深堀隆介展「金魚解禁 日本橋」

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