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三井住友海上が新卒採用スタート
オンライン面接3年目、個性重視の選考も

三友新聞 2022年6月9日号 より]

2023年春卒業予定の大学生を対象とした採用選考が6月1日に解禁され、三井住友海上(舩曵真一郎社長)はオンラインでの面接を開始した。東京・御茶ノ水の本社「駿河台ビル」の大ホールには面接用に約30のブースを設置。一次面接の面接官を担う30代を中心とした社員がブースに待機し、タブレット端末の画面越しに学生との面談を実施した。

コロナ禍に見舞われた2020年度採用面接はオンラインのみで最終面接まで実施したが、今年度は昨年度に続き、一次から三次面接までをオンラインで、最終面接のみ対面で行うハイブリッド形式とした。オンライン面接の環境構築には3年間の経験が活かされており、学生との目線の高さを合わせるためのタブレット端末設置台や、顔が明るく見えるようにするためのリングライトの設置で、学生が委縮せず語れる体制を整えた。

タブレット端末の画面を通じて面談した

今年度は新たな試みとして、学生の個性を重視した選考方式も設けた。各面接官が、通常の評価基準とは別に「今日最も印象に残った人物を選出する」というもので、選出された学生は社外人材による面接を受けて採用に至る。これにより、従来の社内文化に変革をもたらすような、新風を呼び込む人材の獲得を目指す。

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