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国内初のP2G事業会社
東レが山梨県、東電と設立

三友新聞 2022年3月24日号 より]

東レ(日覺昭廣社長)は山梨県、東京電力HDと、国内初のP2G(Power to Gas)事業会社「やまなしハイドロジェンカンパニー(YHC)」(甲府市、米倉山電力貯蔵技術研究サイト内)を設立した。これまで培ってきたシステムの開発成果を更に発展させ、カーボンニュートラルの実現を共同で目指す。

YHCでは「水素等の製造、供給、販売並びにエネルギーサービスに係る事業」「水素等の製造、貯蔵、輸送に係る技術開発並びに実証事業」「水素等の利用の普及、拡大に係る事業」等に取り組む。4月から本格的に業務を始める。

代表取締役社長には山梨県の中澤宏樹氏が就く。資本金は2億円。山梨県50%、東レと東電が25%ずつ出資する。

3者は今後も連携し、P2Gシステムの更なる技術開発により実用化を加速すると共に、システムそのものを国内外へ広く展開することで、燃料の非化石化と電化を促進し、カーボンニュートラルの実現に向け、積極的に貢献していく方針。

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