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山陽小野田市のガラス工芸をブランド化
三越伊勢丹が「CLASS GLASS」として展開

三友新聞 2022年3月24日号 より]

三越伊勢丹(細谷敏幸社長)は銀座三越で山口県山陽小野田市の伝統工芸・ガラスアートの展示会を開いた。「CLASS GLASS」(くらすグラス)としてブランド化し、地方創生を支援する。法人営業を担う三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部とデザイン制作会社の日本デザインセンターが山陽小野田市からブランディング事業・販路開拓を受託したもの。

3月10日から16日まで5人のガラス造形作家が手掛けた作品展示会を催した。展示作品の一部はギフトサイトの「ムードマーク・バイ・イセタン」で販売中。金魚や蝶をあしらった花器やグラス、ペン立てなど20点超を扱う。価格は3,000円台から1万円台。

展示されたガラスアート作品

山陽小野田市はガラス造形作家の故・竹内傳治氏の出身地であり、旧小野田市の市制60周年を記念して2000年に「現代ガラス展」を開催。2004年には建築家・隈研吾氏の設計によるガラス文化の拠点施設「きららガラス未来館」を開館させた。現代ガラス展は若手ガラス造形作家の登竜門としても知られ、3年毎に行われている。

三越伊勢丹は今後、作品の店舗販売やふるさと納税の返礼品なども検討し、山陽小野田市のガラスアートブランドをPRする考え。

ムードマーク・バイ・イセタン

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