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100%植物由来のナイロン繊維「N510」開発
東レキャンペーンガール・間瀬さんがPR
[三友新聞 2022年1月20日号 より]
東レ(日覺昭廣社長)は、原料のポリマーを100%植物由来にした「ナイロン510(N510)」を開発した。バイオマス由来ポリマー素材・製品の統合ブランド「エコディア」のラインナップの一つとして、まずは環境意識の高い欧米をはじめ国内外に向け、アウトドア用途等で販売していく。
東レがエコディアブランドで100%植物由来のナイロン繊維を上市するのは初めて。これまで植物の「ヒマ」由来のセバシン酸と石油由来の原料を使用していたが、石油由来分をトウモロコシ由来のペンタメチレンジアミンに置き換えた上で、同等の強度と耐熱性を持たせることに成功した。
1月14日に、幕張メッセで行われた「TOKYO OUTDOOR SHOW」内で会見を開いて発表。昨年、40代目東レキャンペーンガールに選ばれた間瀬遥花さんが、エコディアN510で仕立てたアウターなどを着用してPRした。間瀬さんは「とても軽く、肌触りは滑らかで気持ち良い」と着心地を話した。
TOKYO OUTDOOR SHOWでは、東レはエコディアN510を使用したアパレル製品などをはじめとした環境配慮型の素材や製品を出展。ブースには多くの来場者が訪れた。