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ベトナムでスマート医療保険開発へ
三井住友海上などが2022年販売目指す

三友新聞 2021年11月18日号 より]

三井住友海上(舩曵真一郎社長)は、インシュアテック企業のリマークジャパン、ベトナムで医療DXを手掛けるメドリングとともに、ベトナムにおいて病院と連携して健康増進を促す「スマート医療保険」の開発プロジェクトを立ち上げた。健康になると保険料の割引や特典が受け取れる、健康増進型医療保険を開発する。

3社は10月から実証実験を開始し、2021年度内に結果検証および新たな医療保険の開発を行い、2022年度の販売を目指す。具体的には、メドリングが運営するクリニックで実証実験のモニターを募集し、定期的な健康診断を実施。取得した診断結果をリマークが開発したAI疾病リスク予測エンジンで分析し、数値化した健康指標をクリニックからモニターに伝える。あわせてモニターには、リマークが開発する健康増進アプリ「グッドライフ」を提供し、日常生活における歩数や安静時の心拍数、睡眠時間などのバイタルデータを取得する。

活動結果を若返り年齢として表示し、健康指標が改善したモニターには、メドリングのクリニックを通じて商品券などの特典を付与する。三井住友海上は、モニターや医療関係者における健康増進サービスの有用性を検証する。

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