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特許技術「スクライム工法」の国際認定取得
三井住友建設、高層建築の海外展開加速

三友新聞 2021年10月21日号 より]

三井住友建設(近藤重敏社長)はタイで建築資材を手掛けるDEXTRA社と共同で、同社の特許技術であるスクライム(SQRIM)工法のプレキャストコンクリート部材接合部に用いる鉄筋継手システム(モルタル充填式機械式継手)について、国際規格の評価認定を取得した。

スクライム工法は「梁」と「柱梁接合部」をプレキャストコンクリート工場で一体生産するもの。三井住友建設は日本国内で、同工法による超高層住宅建設での短工期・高品質な構造躯体の施工実績を積み上げてきた。国内では日本建築センターなどの性能評価により同工法の適用が容易だが、これまで海外では施工の都度、設計者が性能を保証する必要があり、この手間が課題となっていた。

国際規格の評価認定取得は課題のクリアに繋がるもので、今後、三井住友建設はスクライム工法の国際展開加速を図っていく。

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