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多摩美大生の創作活動を支援
東レが「ウルトラスエード」提供

三友新聞 2021年8月5日号 より]

東レ(日覺昭廣社長)は、多摩美術大学内に設置された国内初の素材研究室CMTELが主催するワークショップ「ウルトラスエード・デザイン・クッキング~東レ+多摩美術大学素材探究プログラム~」にウルトラスエードを提供した。

両者は生産デザイン学科の学生を対象に、素材についての基本情報の講義、中間報告会、最終報告会の3回にわたるワークショップを実施。最終報告会では、多摩美大生の斬新な発想でウルトラスエードに実験(切る、貼る、引き裂く、縫う、など)が加えられた成果物が発表された。

学生による実験結果や制作物は新しい感性を表現しており、東レは「今後の素材開発の参考になる新たな刺激を受けた」としている。

提供したウルトラスエードは社内で不用となった生地サンプルや試験反で、これまで廃棄するしかなかったものを学生に有効活用してもらうという循環型社会に向けた「リユース」の取り組みでもある。

ウルトラスエード

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