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商船三井がLNG燃料の貨物船を新造
ばら積み船1隻、自動車船4隻を発注

三友新聞 2021年8月5日号 より]

商船三井(橋本剛社長)は環境負荷の低いLNG燃料のばら積み船1隻と自動車船4隻を新造する。LNG燃料の貨物船は第1弾の石炭専用船に続くもので、2024年以降に順次竣工させる。

今治造船とジャパンマリンユナイテッドの合弁会社・日本シップヤードにばら積み船1隻と自動車船2隻、新来島どっくに自動車船2隻を発注する。ばら積み船はJFEスチール向けで載貨重量21万t。自動車船は7,000台積み。

LNG燃料は従来の重油燃料に比べて温室効果ガスの排出量を4分の1程度削減できる。商船三井はLNG燃料船でタグボート1隻を運用しているほか、石炭専用船1隻を名村造船所で、フェリー(さんふらわあ)2隻を三菱造船で建造中だ。

今年発表した最新の環境ビジョンでは2030年までにLNG燃料船を90隻に増やす計画で、温室効果ガスの排出量は2035年までに2019年比で45%減らし、2050年にはネットゼロにする「ネットゼロ・エミッション」を目指す。

LNG燃料ばら積み船の完成イメージ

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