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再生可能燃料の商業化に向け連携強化
東洋エンジニアリング・米Velocys

三友新聞 2021年2月25日号 より]

東洋エンジニアリング(永松治夫社長、TOYO)は米Velocys社と、再生可能燃料の製造技術分野における商業化に向けて業務協力する。このほど、包括協定を締結した。

Velocysの技術とTOYOのエンジニアリングに関するノウハウを組み合わせ、木質バイオマスや都市ゴミ、産業施設から排出される二酸化炭素などから持続可能な航空燃料を製造する設備に関して、協業して案件開拓とプロジェクト実行を推進する。

Velocysは、一酸化炭素と水素から液状炭化水素を合成する「フィッシャートロプシュ法(FT法)」を応用したマイクロチャンネルFT合成技術を保有。「一酸化炭素と水素の流路」と「水の流路」の2種を細かく張り巡らせた構造の反応器を用いたもので、反応熱を効率的に除去することで反応プロセスを加速させることができる。

TOYOとVelocysは2007年から天然ガスの液化技術開発で協業してきた。今般の包括協定によりTOYOは、日本市場におけるVelocysの技術の独占実施権を含む協力関係を強化し、国外でも相互に優先的パートナーとして協力していく。

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