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インフルエンザワクチンの生産能力倍増へ
デンカが原液製造用新棟竣工、2022年稼働

三友新聞 2021年1月21日号 より]

デンカ(山本学社長)は、新潟県五泉市の五泉事業所に、インフルエンザワクチンの原液製造用新棟を竣工させた。

同社はインフルエンザワクチンを製造する国内主要メーカーのひとつ。予防接種ニーズの増加に応じ、2018年に生産力増強を決めていた。新棟には約160億円を投じ、製造能力は倍増する。

今後、安全を最優先しながら設備の検証や試運転を実施し、2022年シーズンから稼働、生産量を増加させる。インフルエンザ関連では設備投資に加え、試薬関連でも新製品を投入することで、関連事業を200億円規模に拡大させる計画。

デンカはインフルエンザワクチンや新型コロナウイルスを含む各種ウイルス抗原迅速診断キットを製造・販売する国内唯一のメーカー。感染症対策は社会的責務として、予防・検査体制の拡充に貢献するとしている。

インフルエンザワクチンの原液製造用新棟

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