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鉄筋出来形自動検測システムを現場導入
三井住友建設、深度計測カメラを活用

三友新聞 2020年12月10日号 より]

三井住友建設(新井英雄社長)は、日立ソリューションズと共同開発した鉄筋出来形自動検測システムの現場への導入を開始した。

タブレット等で撮影するだけで、鉄筋径・配筋感覚の計測および帳票作成までをリアルタイムで自動出力する。国土交通省の進める令和2年度「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」に採択されていた。

国道473号線の橋梁改築工事(静岡県島田市)に導入する。現在工事中で、工期は2021年10月29日まで。

鉄筋出来形自動検測システムは、デジタルカメラ等に使用され色彩を判別することが可能なRGB(Red Green Blue)カメラと、深度センサー搭載により対象物までの距離を計測できるデプスカメラを活用。2つのカメラで撮影した画像を合成することで、鉄筋径と配筋間隔の計測を行う。

デプスカメラの利用により、RGBカメラだけでは判別が困難だった箇所も的確に対象の鉄筋を抽出して計測することが可能になった。

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