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特別展「日向正宗と武将の美」開催
三井記念美術館で11月21日から
[三友新聞 2020年11月12日号 より]
三井記念美術館は11月21日から特別展「国宝の名刀『日向正宗』と武将の美」を開催する。会期は来年1月27日まで。
三井記念美術館で刀剣を主とする展覧会が行われるのは初めて。特別展では三井家に伝わる国宝2点、重要文化財7点の太刀・薙刀を含む刀剣12点を全て公開。徳川家康や加藤清正などが愛した名刀も展観される。
国宝短刀「日向正宗」は刀工・正宗が手掛けた短刀のなかでも筆頭に挙げられる名刀で、近年はゲームやアニメで刀剣ブームを巻き起こした「刀剣乱舞」のキャラクターとしても知られる。もう一つの国宝短刀は「徳善院貞宗」。正宗の作風を継承した刀工・貞宗の作で、正宗よりも浅く大きな「湾れ刃」を特徴とする。
このほか、刀で鬼と切り合う武士の姿が描かれた「酒呑童子絵巻」や、春日大社に伝わる甲冑「紫糸妻取威鎧」、茶器や能面など武将ゆかりの名品を取り揃えた。
入館料は一般1,300円、大学・高校生800円、中学生以下無料。新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に入館は30分毎の事前予約制にする。予約は公式ホームページから。予約がない場合も予約人数が定員未満であれば入館できる。
三井記念美術館