会員会社ニュース

85億円規模のベンチャー投資ファンド新設
三井不動産、3ファンドの総額は435億円に

三友新聞 2020年9月24日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)は、ベンチャー企業に投資する85億円規模の新たなファンド「31VENTURES Global Innovation Fund2号」(CVC2号)を立ち上げた。運用期間は10年。ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレインが運営を担う。

2015年に立ち上げたCVC1号は50億円規模で、創業間もない「シード期」のベンチャー企業を中心に約40社へ出資。CVC1号よりも運用額を35億円増やしたCVC2号では、シード期よりも事業展開が進んだ「アーリー期」以降を対象ステージとし、デジタルトランスフォーメーションやスマートシティなど15の注力分野を掲げた。

三井不動産は2015年に「ベンチャー共創事業部」を新設。CVC1号を立ち上げるとともに、ベンチャー企業同士のビジネスマッチングやコラボレーションを加速させる会員制オフィス「31VENTURESクラブ」を開いた。2018年には成長段階にある「グロースステージ」のベンチャー企業を対象に300億円規模の31ベンチャーズファンド「グロースⅠ事業」を設立。3ファンドの総額は435億円で、スタートアップ投資事業としては国内最大級。

他の記事も読む