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暑さによる体調不良の予兆を検知
東レなど3社、センサー+ウェアで

三友新聞 2020年9月10日号 より]

東レ(日覺昭廣社長)はNTTテクノクロス、ゴールドウインと、心拍数と衣服内の温湿度を計測できるセンサーと専用ウェアを組み合わせ、暑熱環境下における体調不良の予兆を検知する「暑さ対策用サービス」を提供している。

東レはNTTと、体から発している微弱な電気信号である生体信号を、無意識に近い状態で収集するための機能性素材「hitoe」を共同開発し、2014年から提供。スポーツ市場や作業者見守り、医療などの分野へ事業展開を進めている。

NTTテクノクロスは従来のセンサーに新たな機能を加えた新型センサーと暑さによる体調不良を検知するアプリケーションを開発。新型センサー「TX02」は従来から計測可能だった心拍数と加速度に加え、要望の多かった温湿度を計測することができる上、1個あたり約12gと軽量化に成功しつつ、約50時間の連続使用を可能とした。

さらに、東レとゴールドウインが「hitoe」を搭載した専用ウェアを開発することで、3社連携により「着る暑さ対策」を新たに実現。センサーとアプリ、ウェアをセットにしたサービスを提供する。

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