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フィルター使い捨て3Dマスク「シータ」
三井化学など3者が共同開発

三友新聞 2020年8月20日号 より]

三井化学(橋本修社長)が、名古屋大学大学院工学研究科の堀克敏教授、名大発ベンチャーのフレンドマイクローブと共に開発していた3Dマスク「θ(シータ)」がこのほど完成した。

シータは再使用する「マスク本体」と使い捨ての「フィルター」からなり、三井化学は、フィルター用の交換用不織布を提供する。マスク本体との最適化を図ることで、従来のマスク性能を維持しながらも使い捨てになる不織布使用量を従来品の10分の1に削減することに成功した。

3者は5月、3Dプリンターを活用した再使用可能なマスクの開発を開始。本体は再使用可能な樹脂製で、洗浄など衛生管理を簡易にした。また皮膚への接触面積が少なく、装着時の蒸れや化粧転写が少ないほか、カラーバリエーションを展開しファッション性も持たせた。簡単に首から下げられる構造で、一時的な脱着時の衛生面も確保している。

シータはフレンドマイクローブが、クラウドファンディング「Makuake」で予約販売を開始している。

「シータ」着用イメージ

Makuakeの「シータ」紹介ページ

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