エームサービス（山村俊夫社長）と岩手県は2月20日、食堂運営を受託する東京都港区のTOTO東京汐留事業所で「岩手県フェア」を開催した。当日は、料理を監修した盛岡グランドホテル総料理長の谷藤正行シェフもTOTOを訪問。ご当地キャラクター「そばっち」とともに岩手をPRした。

今回、谷藤シェフが考案した「鶏肉のグリルと純米ひっつみ和風カレー」は、練り固めた小麦粉をちぎって使う岩手の郷土料理「ひっつみ」をスープカレーにアレンジしたもの。ひっつみには小麦粉ではなく岩手県産の米粉を使用し、パプリカの赤とネギの白、カイワレの緑を彩り良く添えた。当日の試食時には谷藤シェフが「もう少しとろみをつけた方が、スープをはじかず食べやすい」と指示するなど、こだわりの作り込みで岩手の味を提供した。

ほかにも、三陸産の海藻「アカモク」を使用したねばねば丼や、岩手の地鶏「奥の都どり」のチキンカツも特別メニューとして提供。対象メニュー注文者には岩手のブランド米「金色の風」など豪華賞品が当たる抽選も行われ、多くの社員が岩手県フェアを楽しんだ。