三機工業（長谷川勉社長）は自社の設備工事で、顧客に採用されたCO₂削減提案の量に応じて環境団体に助成金を寄付する「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」の2019年度上期分を発表した。18回目となる今回は、2団体に合わせて137万9,500円が寄付された。

制度では、1t分のCO₂を100円として換算。半年に一度、受注した工事のCO₂削減効果に応じた金額が環境保全活動を展開する団体に充てられる。上期は1万3,795tの削減提案が採用され、寄付対象には「NPO法人森は海の恋人」と「非営利型一般社団法人シルウァ」が選ばれた。

「森は海の恋人」は岩手県矢越山の「ひこばえの森」で植林活動を実施。気仙沼湾の環境改善を通じて、東北の水産関連事業の復興支援にも繋がることから助成先に選定された。「シルウァ」は神奈川県横須賀市の「湘南国際村めぐりの森」で植林活動を実施。両団体の植樹活動には同社の有志社員も参加している。

2010年の制度開始からの植林本数は約1万7,000本、寄付金額の累計は今回を含めて約1,982万円となった。