会員会社ニュース

国内初、環境型物流施設建設にグリーンボンド
三井倉庫ホールディングスが3月発行

三友新聞 2020年2月20日号 より]

三井倉庫ホールディングス(古賀博文社長)は、3月に発行予定の第18回無担保社債をグリーンボンドとして発行する。グリーンボンドとは調達資金の使途を環境改善効果のある事業に限定して発行する債券で、同社が埼玉県加須市に新設する物流施設「関東P&MセンターⅡ」の建設資金となる。物流会社が環境配慮型の物流施設の建設資金としてグリーンボンドを発行するのは国内初。

発行額は50億円。発行年限は10年以内。主幹事はSMBC日興証券(清水喜彦社長)と野村證券で、SMBC日興証券はグリーンボンドの発行支援役も担う。グリーンボンドの適格性に関する第三者評価は、日本格付研究所から最上位評価「Green1」の予備評価を取得している。

調達資金を充てる関東P&MセンターⅡは、三井倉庫グループが成長領域と定める医薬品・医療機器業界専用の物流施設。太陽光発電など環境負荷の低減や物流業務の省力化に配慮した設備を設け、2021年6月の竣工を予定している。

他の記事も読む