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デンカが高耐熱特殊エラストマー開発
自動車エンジンの高出力化に対応

三友新聞 2020年2月13日号 より]

デンカ(山本学社長)は、アクリル系をベースに高耐熱性を実現した特殊エラストマーを新たに開発した。自動車のエンジン向けに展開する。

近年の世界的な環境規制により、自動車市場では電動化と共に、ディーゼル車からターボ搭載のガソリン車に注目が集まっており、エンジンのダウンサイジング化と高出力を可能にする耐熱性に優れたターボホース用のゴムが求められている。

デンカが新開発した特殊エラストマーはそうしたニーズを受け、アクリル系特殊ゴム「デンカER」で培った高分子ポリマー設計技術、精密重合・配合技術を応用・深化させ、耐油性等の従来の優れた性能を保持しつつ、アクリル系エラストマーとしてこれまで困難だった約190度の温度領域下での高耐熱性を実現した。「ER」は耐熱性と耐油性に優れた特性を持つことから自動車用ホース、ガスケット等に使用されている。

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