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三越日本橋本店にビックカメラ開店
富裕層向けに高級家電や限定モデルを展開

三友新聞 2020年2月13日号 より]

三越伊勢丹ホールディングス(杉江俊彦社長)は2月7日、三越日本橋本店新館6階に「ビックカメラ」をオープンさせた。日本橋地区では初の家電量販店で、通常店舗とは異なる高級家電や限定モデルを展開し、富裕層の集客を図る。

最新家電が並ぶビックカメラ店内

会見で杉江社長は、「効率化のなかで百貨店は婦人服に特化した店舗と思われがち。家電は生活に欠かすことのできない必須アイテムであり、これを扱わないことは百貨店として考えられない。来店してもらう魅力を取り戻したい」と挨拶。ビックカメラの宮嶋宏幸社長は、「(高級家電の)取引先も新たに開拓した。新しいスタイルで新しいお客様を迎える」と期待を寄せた。

握手する三越伊勢丹HD・杉江社長(右)とビックカメラ・宮嶋社長(左)

ビックカメラは東武百貨店や小田急百貨店にも出店しているが、入居する百貨店に合わせたオリジナル店は初めて。広さは1,200m²。「ウェルカム」「クオリティタイム」「ビックカメラ」の三区画で構成し、「ウェルカム」は催事場として旬の最新家電を入れ替えながら展示・販売する。接客ラウンジの「クオリティタイム」では家電コンシェルジュが顧客の要望に沿って商品提案を行う。三越の富裕層顧客も送客する。「ビックカメラ」では通常商品に加え、海外メーカーの家電やワインセラーなども取り扱う。

「クオリティタイム」で提案する優雅なリビング

高級オーディオには専用の視聴室も

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