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新名神「武庫川橋」がIABSE優秀賞
三井住友建設が設計・施工

三友新聞 2019年11月21日号 より]

三井住友建設(新井英雄社長)が設計・施工した新名神高速道路宝塚北SIC〜神戸IC間(兵庫県神戸市)の「武庫川橋」が、世界的に優れた構造物に授与されるIABSE(国際構造工学会)の作品賞にあたるOutstanding Structure Awardで優秀賞を受賞した。

IABSE優秀賞受賞の武庫川橋

武庫川橋は、最大支間長100mの5径間連続エクストラドーズドバタフライウェブ箱桁橋。桁の側面にバタフライウェブというプレキャストパネルを採用するとともに、橋脚部付近が吊り構造となるエクストラドーズド構造を併用した。

バタフライウェブとエクストラドーズド構造を併用した橋梁としては世界で初めてとなる。また、武庫川橋は2016年度の土木学会田中賞とプレストレストコンクリート工学会賞を受賞している。

Outstanding Structure Awardは、土木構造物と建築物の両分野を合わせた中からWinner(最優秀賞)とFinalist(優秀賞)を選定。日本の構造物では過去に、建築物で3件、土木構造物では歩道橋で1件受賞している。

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