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三井の化学系企業が先端材料をPR
横浜で「ケミカルマテリアルジャパン」開催

三友新聞 2019年10月3日号 より]

化学産業の総合展示会「ケミカルマテリアルジャパン 2019」が9月18日から2日間、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で開催された。三井系からは三井化学(淡輪敏社長)、東レ(日覺昭廣社長)、デンカ(山本学社長)、東亞合成(髙村美己志社長)などが出展。2日間で約2万6,000人が来場した国内最大の化学系展示会で、各社は最新の研究成果を披露した。

初日には、一般社団法人日本化学工業協会会長を務める三井化学・淡輪社長が講演会場に登壇。SDGsに触れながら「ケミカルマテリアルジャパンには持続可能な社会の実現に向けて化学産業が果たす役割と責任が詰まっている」と語り、化学業界による一層の社会貢献に期待を寄せた。

初日に挨拶に立った三井化学・淡輪社長

ブースでは、三井化学はグループ会社の先端技術を紹介。山本化成が開発した「人の目には見えないインク」などが注目を集めた。

東レは、超極細繊維を絡めた不織布「エクセーヌ」を展示。厚みが0.43〜3.0mmまでバリエーション豊富で、吸水・吸音性能と加工の自由度の高さなどをPRした。

デンカは、「ヘルスケア」「環境・エネルギー」「高付加価値インフラ」の重点3分野に関する事業を紹介。

東亞合成では高い透明性と耐熱性によりスマートフォンや自動車の内装などに利用されるガラス代替樹脂などを展示した。

三井化学ブースの「見えないインク」によるQRコードと読み取り機

東レ「エクセーヌ」の使用製品例

注力する3事業をPRしたデンカブース

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