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三井物産のモザンビークLNGが事業化
アフリカ発エネルギー・年産1,200万t

三友新聞 2019年6月27日号 より]

三井物産(安永竜夫社長)は、子会社を通じて20%の権益を保有するアフリカ・モザンビークLNGプロジェクトについて、事業パートナーと最終投資決断を行った。

2008年に米石油開発大手のアナダルコ社からモザンビーク「ロブマ・オフショア・エリア1鉱区」の権益20%を取得するにあたり、三井物産は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とMEPMOZ社を設立し事業化を進めていた。アナダルコ社は現在もエリア1鉱区の権益26.5%を保有し、オペレーターを務める。

モザンビークLNGの開発イメージ

権益取得以降、MEPMOZ社はパートナーとエリア1鉱区の保有資源量を調査してきた。その結果、世界有数の巨大ガス田を発見し、2015年にはLNGプラントの設計・調達・建設作業の請負業者を選定した。今回の最終投資決断によって建設されるLNGプラントでは、2024年から年間1,200万tのLNGを生産し、日本を始めとした世界各地の需要地に供給される。

三井物産は今回の最終投資決断のほか、5月には年産1,200万tの米キャメロンLNGプロジェクトで生産を開始するなど、LNG事業の拡大を進めている。

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