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特別展「鎌倉禅林の美 円覚寺の至宝」
三井記念美術館で4月20日から

三友新聞 2019年4月11日号 より]

三井記念美術館は4月20日から特別展「鎌倉禅林の美 円覚寺の至宝」を開催し、鎌倉の臨済宗大本山・円覚寺とその一門寺院に伝わる彫刻、書画、工芸品など初出品を含め、約110点を展観する。

円覚寺は鎌倉幕府8代執権・北条時宗が中国から呼び寄せた禅僧・無学祖元が開山。中国の華厳教と禅を一体化させた「華厳禅」の日本初の寺院で、装身具を身に付けた毘盧遮那仏を本尊とする。鎌倉時代は日宋貿易による大陸文化の影響が大きく、円覚寺の彫刻・絵画には重要文化財の「滝見観音菩薩遊戯坐像」「伽藍神像」など、「宋風」と呼ばれる南宋時代の優品が数多く残されている。

また、円覚寺には早くから舎利(釈迦の遺骨)信仰があり、現在の舎利殿は代表的な禅宗建築として国宝に指定。特別展では安置されている「観音菩薩立像」と「地蔵菩薩立像」を寺外初公開する。

会期は6月23日まで。期間中は一部展示替えを行う。休館日は月曜及び5月7日(火)。4月29日(月)、5月6日(月)は開館する。入館料は一般1,300円。三井系賛助会社の役職員は社員証を提示すれば、割引価格で入館できる。

三井記念美術館

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