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「日本橋室町三井タワー」に顔認証導入
今春竣工・三井不動産グループ入居予定

三友新聞 2019年2月28日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)は今春竣工する東京・日本橋の大規模複合ビル「日本橋室町三井タワー」に顔認証技術による入退室機能を導入する。新ビルには8月から三井不動産や三井不動産レジデンシャルなどのグループ会社が入居する予定で、最新のICTを活用したオフィス環境の整備を進める。

顔認証決済サービスの実証実験イメージ

新ビルではエレベーターホールのゲートと執務室の扉に設置されたチェッカーが顔情報を読み取り、認証する。顔情報は写真で一括登録が可能。ハンズフリーで入退室ができるようになるほか、カードの貸し借りによる不正入場もなくなる。カード紛失による再発行の手続きも不要で、管理者の負担と運用コストが軽減される。

また、三井不動産グループが仮移転中の「銀座6丁目スクエアビル」では4月に従業員用カフェで顔認証決済サービスの実証実験を実施。ユーザーはスマートフォンなどの端末で自身の顔情報を登録。支払い時に店舗のカメラで顔照合を行い、一致すればクレジットカード決済される。

三井不動産では今後、顔認証をはじめとする生体認証システムの効果を検証した上で、各オフィスビルへの導入を図る。

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