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不動産取引にブロックチェーン活用
三井住友信託が実証実験を開始

三友新聞 2019年1月10日号 より]

三井住友信託銀行(橋本勝社長)は、国内唯一の専業信託銀行グループとして培ってきた不動産ビジネスにおけるノウハウを活かし、新テクノロジーとして注目を集めているブロックチェーン技術を活用した実証実験を開始する。

主に都市部所在の収益不動産を対象にブロックチェーン技術を活用することで、不動産取引における情報の透明性を維持・確保し、取引しやすい環境を実現。不動産取引の環境整備を目指し、市場の発展に寄与する。

ブロックチェーン技術は、情報の改ざん防止効果や透明性向上などが期待される新しい技術。新たな取引機会を提供し、取引参加者を増加させるような、公正かつ透明性の高い情報管理手法の構築に向けた検証を実施する。

実証実験にあたり、富士通が米国シリコンバレーに設立したOpen Innovation Gatewayとともに、不動産領域における新たなビジネスモデルについて検討を進めている。

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