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商船三井が洋上LNG基地
丸紅・双日とインドネシアで

三友新聞 2018年12月20日号 より]

商船三井(池田潤一郎社長)は、インドネシアで洋上LNG受入基地の運営に参画する。丸紅・双日と共同でFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)の建造・操業・保守契約を交わした。2021年の運転開始を目指す。

FSRUはLNGの貯蔵・再ガス化設備を備えた船舶型のLNG基地。陸上に再ガス化施設を建設する必要がなく、低コストで短期間にLNGの精製が可能となる。

丸紅と双日はインドネシアの国営電力会社とともに同国西ジャワ州に大型のガス火力発電所の建設を計画しており、FSRUを用いて発電施設とガス関連施設を一体化させる考え。アジアでは初のプロジェクト。

総事業費は4億ドル。丸紅が20%、商船三井が19%、双日が10%出資する。

商船三井はFSRUの建造・所有・操業・保守を担う。契約期間は25年間。同社は計画中も含めてインドや香港など、FSRUで4隻の実績があり、今回が5隻目となる。

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