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天井吹出口の個別操作が可能な空調システム
三機工業が「selFort」開発

三友新聞 2018年12月20日号 より]

三機工業(長谷川勉社長)は、オフィス在室者が天井吹出口を個別に操作できるスマート空調システム「selFort(セルフォート)」を開発した。携帯端末などを通じて吹出口を1台単位で風量調整できる機能が特長。来春の商品化を目指す。

一般のオフィスビルに広く用いられているセントラル空調方式では複数の吹出口で一斉に風量調整が行われるため、フロア内における個別の温度調整が難しく、執務者の年齢や性別を考慮した快適性に対応できなかった。

今回、開発した「selFort」はパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを用いて吹出口の風量を調整し、同じフロア内でも最大で1度程度の温度差を可能にしたもの。1台あたり約10m²をカバーする。

三機工業は今後、AIとの連動も検討しつつ、商品化に向けた検証を進める考え。

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