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純バイオジェット燃料の合成設備を建設
東洋エンジニアリングが4者共同で製造実証

三友新聞 2018年12月13日号 より]

東洋エンジニアリング(永松治夫社長、TOYO)と三菱日立パワーシステムズ、中部電力、JAXAは共同で、木質系バイオマスを原料とした純バイオジェット燃料合成用の製造実証設備の建設に着手する。

中部電力の新名古屋火力発電所構内で既に着工しており、2019年度中の試運転開始、2020年度中の検証運転開始を目指す。

純バイオジェット燃料は、100%バイオマス原料から製造する航空機用燃料。今回の事業はCO₂排出量削減を目的とした、NEDOの委託によるもの。

TOYOは一酸化炭素と水素から触媒反応を用いて液体炭化水素を合成する「マイクロチャンネルFT合成技術」や「合成油改質技術」を担う。

実証設備は0.7t/日の木質系バイオマス処理能力と約20l/日の純バイオマス燃料製造能力を備える。実証結果に基づき実用規模の適正化を検討し、高効率・低コストのバイオジェット燃料製造技術確立を目指す。

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