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商船三井がフィリピンに商船大学開校
アジア最大級施設を三井住友建設が施行

三友新聞 2018年9月27日号 より]

商船三井(池田潤一郎社長)は9月12日、フィリピンにアジア最大級となる4年制の私立商船大学を開校させた。建物は三井住友建設(新井英雄社長)が施工。初年度は300名が入学した。

船を象った訓練施設「シップ・イン・キャンパス」

大学名は「MOLマグサイサイ・マリタイム・アカデミー」。商船三井と現地の財閥系企業・マグサイサイグループが共同で出資する。首都・マニラ近郊に13.2haの広大なキャンパスを構え、建物は宿舎棟や複合棟、訓練船の外観を象った「シップ・イン・キャンパス」など。学生は航海科・機関科で150名ずつ。卒業生は商船三井とマグサイサイで採用する予定。

船舶の運航技術が高度化するなか、商船三井は自営の商船大学を持つことで、良質な船員の確保と育成の強化を図る。新入生が卒業する2022年以降は、年間約150名程度のフィリピン人船員の採用を目指す。

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