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「東京ミッドタウン日比谷」竣工
三井ゆかりの地を再開発・3月29日開業

三友新聞 2018年2月8日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)はこのほど、東京・日比谷で推進中の大規模複合施設「東京ミッドタウン日比谷」を竣工させた。60店舗の商業施設をはじめ、オフィス、ベンチャー支援、複合映画館、会議場、広場、防災拠点など幅広い機能を集約。グランドオープンは3月29日。

日比谷公園や皇居外苑を眼下に望む「東京ミッドタウン日比谷」(中央)

「東京ミッドタウン」の名称は東京・六本木に続き2施設目。国家戦略特区の区域認定も受けており、都心部における三井不動産の代表的な街づくりブランドとして命名した。計画地は明治期から「有楽町三井集会所」があった三井ゆかりの地で、三井系が集積していた従前の三信ビル、日比谷三井ビル跡地を再開発したもの。三信ビルと日比谷三井ビルの間には区道が通っていたが、着工に伴い地区計画が見直され、2街区を一体化した上で、区道を北側に移した。

低層部の外観は従前の三信ビルの石張りをイメージした

竣工記者会見で菰田社長は、「三井グループゆかりの地でもあり、歴史に残る開発を目指した。超高層の草分けである霞が関ビル竣工50年の節目の年に東京ミッドタウン日比谷を開業できるのは感慨深い」と期待を寄せた。

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