三井百科・百景

三井ゆかりの
三重・伊勢志摩

豪商ポケットパークに寄贈されたライオン像

2016年5月に三重県で開かれた「伊勢志摩サミット」。松阪市は三井家の家祖・三井高利生誕の地であり、県内には三井不動産グループの商業・リゾート施設も充実しているなど、三重・伊勢志摩は三井ゆかりの地でもある。

高利の生家跡は「三井家発祥地」(非公開)として今も残されている。2016年1月には近接地に観光拠点「豪商ポケットパーク」がオープン。三越伊勢丹から贈られた「ライオン像」が設置された。

三井不動産の商業施設は平成14年(2002)、「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」(桑名市)が開業。平成19年(2007)にはヤマハリゾート所有のリゾート施設「ネムホテル&リゾート」(旧合歓の郷、志摩市)、「鳥羽国際ホテル」(鳥羽市)を譲り受けた。

伊勢志摩国立公園内にある「合歓」は敷地面積約300万㎡。大崎半島の大部分を占め、奥志摩の英虞湾を望む。「ホテルネム」「エクシードネム」の各施設やプール、ゴルフ場、テニスコート、マリーナなどが揃っている。

真珠ゆかりの地である「鳥羽」はミキモトコスメティクスによる「真珠スパ」などが有名。伊勢神宮にも参拝しやすく、土産のチーズケーキも人気を博している。

さらに2016年3月には世界的リゾートチェーン・アマンと三井不動産が共同で「合歓」の敷地内に「アマネム」を開設した。大崎半島の先端に位置し、全室に温泉風呂が完備されている。

なお、東京・日本橋では平成25年(2013)に三重県のアンテナショップ「三重テラス」がオープン。日本橋三井タワーの真向かいにあり、セレモニーには名橋「日本橋」保存会・中村胤夫会長(元三越社長)、三井不動産・菰田正信社長なども参加し、開業を祝った。

(2016年6月3日掲載)

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