三井百科・百景

三井にもある
ニュートンの
リンゴの木

三機工業大和事業所のリンゴの木

三井住友海上駿河台ビル屋上庭園で実を結んだリンゴ

リンゴの実が木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見したイギリス人物理学者のアイザック・ニュートン(1642~1727)。彼の生家にあったリンゴの木は接ぎ木により世界各国へ分譲され、三機工業大和事業所や三井住友海上駿河台ビル・屋上庭園にもその子孫が植えられている。日本には昭和39年(1964)、2代目から接ぎ木された孫木がイギリス国立物理学研究所のゴードン・サザーランド卿から日本学士院長・柴田雄次博士に贈られた。木は現在も東京大学の小石川植物園で人気を集めている。

平成16年(2004)、日本製紙がこの一枝を譲り受け、独自技術により接ぎ木をすることなく、直接、枝からの発根に成功。クローン再生された苗木は各地にも寄贈された。三機工業では平成17年(2005)、創立80周年の記念樹として大和事業所内に植えられ、平成26年(2014)、初めて実を結んだ。

三井住友海上には平成19年(2007)に贈られ、駿河台ビル・屋上庭園で江頭敏明社長(当時)が記念植樹を行い、平成24年(2012)に初めて実を結んでいる。屋上庭園は一般にも開放されており、木を間近に見ることができる。

(2014年9月5日掲載)

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