三井百科・百景

恵比寿ガーデン
プレイスの冬のシンボル

サッポログループが運営する東京都渋谷区の商業施設・恵比寿ガーデンプレイスの冬の風物詩「バカラシャンデリア」。フランスの高級クリスタルブランド・バカラが創立230年を記念して1994年に制作した高さ5m、幅3m、230灯のシャンデリアをベースに、20灯分の灯りを増やしたもので、重さ1.8t、クリスタルパーツは8,472ピースにもなり、世界最大級のシャンデリアとして知られている。

11月から年始にかけ、施設内のメイン会場・センター広場に置かれた高さ10m、幅6mのケースの中で輝きを放つこのシャンデリアは、普段はフランス・バカラ村の教会に展示されている。

恵比寿ガーデンプレイス開業5年目の1999年から、クリスマスイルミネーションのシンボルとして装飾されている。

このシャンデリアはピースごとに木箱に箱詰め・空輸を経て、恵比寿ガーデンプレイスまで運ばれ、専門の職人が数日かけて再び組み立てる。

点灯時間は正午から午後11時までと通常のクリスマスイルミネーションと比べて長いため、夜に限らず昼間も温かみのある灯りで来街者を迎えている。

さらに、午後5時から午後11時まで30分ごとに約4分間、シャンデリアを様々な色の照明によって変化させ、華やかに彩るほか、施設全体でも10万球もの光でライトアップしている。交通はJR山手線、日比谷線・恵比寿駅下車徒歩5分。

(2012年12月7日掲載)

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