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米バイオベンチャーに出資
三井化学、細胞培養強化

[三友新聞 2026年11月5日号 より]

三井化学(市村聡社長)はコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVC)の321Catalystを通じ、米バイオテクノロジースタートアップのiOrgan Bio(アイオルガンバイオ)に出資した。

iOrgan Bioは2024年設立。ヒト細胞やオルガノイド(細胞を培養して再現するミニチュア臓器)の設計・製造を通じた創薬・再生医療の研究開発支援を手掛ける。AI、シングルセル解析、ロボティクスを活用した独自の細胞設計・製造技術で目的とするヒト細胞やオルガノイドを均一かつ再現性高く製造するプラットフォームを開発しており、製薬企業やバイオテクノロジー企業に対し、新薬候補をよりヒトの体内に近い環境で評価するための細胞モデルの設計や、細胞治療の研究開発に必要な細胞の製造などをサポートしている。

三井化学は細胞培養容器InnoCellなど素材の設計・開発技術を提供し、両者の技術を組み合わせて細胞が安定して生育・機能する培養環境を最適化することで、品質の向上や、これまで製造が難しかった細胞・オルガノイドの実現を目指す考え。また今後は、培養細胞等を用いた薬効・安全性評価など動物実験を補完・代替する新たな創薬支援技術や、培養に適した関連素材の共同開発を検討するとしている。

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