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住宅壁内の含水率検査装置を開発
三井E&Sテクニカルリサーチと大和ハウス

三友新聞 2026年4月23日号 より]

三井E&Sグループで非破壊検査や環境分析を手掛ける三井E&Sテクニカルリサーチ(村田和俊社長、MESTRC)と大和ハウス工業は、住宅壁内の含水率を検出する水分検査装置を開発した。雨漏りや腐食の原因となる住宅部材の含水率を把握することで定期検査などに役立てる。

共同開発した「壁スキャナ」

名称は「壁スキャナ」。MESTRCは道路や線路などのインフラ点検を多く担っており、外壁を検査するレーダー技術と大和ハウスの水分検知技術を組み合わせた。住宅検査では従来、壁の中の誘電率から含水率を測る「簡易水分計」が用いられているが、外壁材と構造材の間に空気の通り道がある複層の通気工法住宅では正しく判定できなかった。

これに対して「壁スキャナ」は電磁波の通りやすさを測る仕組み。建材は水を含むと乾燥状態と比べて電磁波の強さが異なるため、この変化を読み取って含水状態を推定する。壁厚最大200mmまで検知し、含水率が高い部分を赤色で示す。

MESTRCは今回の住宅分野を皮切りとし、非破壊検査技術の異業種展開をさらに拡大させる考えだ。

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