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「国宝 熊野御幸記と藤原定家の書」
三井記念美術館で開会、2月1日まで
[三友新聞 2025年12月11日号 より]
三井記念美術館で12月6日、「国宝 熊野御幸記と藤原定家の書」が開会した。国宝1点、重要文化財6点を含めた約60点を展観する。歌人・定家の書とともに江戸時代の「百人一首かるた」や「女房三十六歌仙帖」など新春にふさわしい館蔵品で正月気分を味わえる。「定家様」の書を好んだ小堀遠州筆の書や茶道具も合わせて公開する。
このほか、定家ゆかりの品をはじめ、15点が初公開される。三井記念美術館の清水実学芸部長は、「これまで手つかずだった(館蔵品の)定家の書もあり、気になっていたが今回は全部展示する。三井家時代も含めてほとんど世に出ていないのではないか」と話した。会期は2月1日まで。
三井記念美術館