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輸出業務の効率化をデジタル技術で支援
三井倉庫がヤンマー向けに「LVL」導入

三友新聞 2025年9月4日号 より]

三井倉庫(鳥井宏社長)はサプライチェーンマネジメントを見える化するデジタル基盤の「ロジスティクス・バリュー・リンク」(LVL)をヤンマーロジスティクスから受託する物流業務に導入した。LVLをベースに「LVL輸出業務管理サービス」を開発。輸出船積書類の作成・保管業務をクラウド上で一元管理するとともに物流データの蓄積や検索を簡易化し、書類作成から船積予約手配、船積完了まで輸出業務を一括管理できる体制を整えた。

さらに荷主側の受注システムとLVLのデータを連携させることで受注明細単位による船積手配の進捗照合が可能となり、物流業務に加えて受発注管理側の利便性向上にも寄与。将来的な実績データの活用や業務全体の可視化に役立つ。

三井倉庫は2021年に「三井倉庫DX戦略」を策定し、サプライチェーンマネジメントのDX化を推進。昨年からは特定顧客向けに運用してきたLVLの一般提供を始めた。今春には三井化学向けにもLVLを活用して輸出業務を支援する「LVL船積手配管理サービス」を提供している。

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